近況報告

2005年6月5日 読書
たぬです

久々に読書を復活

第一弾は「日暮らし」宮部みゆき 上下

面白かった!
相変わらず宮部さんの時代物は毒が薄まっていて読みやすくて好きですねぇ。

世の中で一番怖いのは人間だ、という一貫したテーマに心から賛同。

モノノケなんかより、やっぱり人間が恐ろしいに決まってます。

やっぱり本はいいな、と久々に実感。

伊坂さんの新刊も6月下旬に出るそうで、次はこちらに期待。

先週は定時で帰れる日が何日か続き
「ミリオンダラーベイビー」一人映画部。

想像と全く違う話で驚き、しんみりして帰宅。
素晴らしい作品だったけれど、無宗教な私には全部分かったとはいえなくて、それが残念な気がした作品。

ま、アカデミー賞は納得の演技でした。
たぬです

気づけば3万ヒットいってました

これほど長く続けたことはなかったので
私にとって見たことのない数字です

どうもありがとうございます お世話になります

目がかゆい

例年通りだと私の花粉はもうちっと遅いんですが(6月あたりの花粉症)
すでにもう目が・・・
鼻もむずむず・・・

でも予防してません
AHOですね



つばきのボーカルの一色氏が肺気胸になったらしく
3月のライブはキャンセルらしい

ライブに行く予定はなかったのだがこれからってときに・・・
心配 
どういう病気なのか分からないけれど 
また元気にうたっていただきたい

「アキハバラ@DEEP」石田衣良 読了

やはり石田さんの書く文章は良い
暖かいです
内容がパソコンとかITの話だったもので 無理かも・・・と危惧してましたが
「アキハバラとか言ってるけれど これはファンタジーなんだ」
と思えば専門用語も大丈夫になり
毎日夜更かししてしまうほど話にひきこまれました

アキハバラ@DEEPの主人公たちに共感したり
一緒にムカついたり泣けてきたり

私の「この本が好き」の基準が 
どれだけ共感できるのかがポイントだったんだっていうことに
ようやく少し気づいた感じでした

のほほんと生活しようと思っていたら
急に時間がなくなってきました

今後どうしたいのかちょっと不透明です

愛・地球博行けるのかな・・・・

そんな近況

2005年3月3日 読書
たぬです

冬に逆戻りして寒い

雪は全然積もってないが風が冷たい
風に弱い日本海側の人間です
毎年1回か2回はドカ雪になって交通が麻痺したりするんだが
今年はなかったなぁ
と思ったら明日から何やら寒波らしいですね

太平洋側の方はお気をつけて

かかとから歩くと転びます 
つま先からソロソロ歩くと安心 安心 

3月で今の職場を辞めるので
今追い詰められたかのように 毎日本読んでます

「ユージニア」恩田陸 読了

金沢が舞台だったので素敵で爽やかな話を期待(どんなんだ)していたが
まぁ恩田氏にそれを望むのは無理な話で

不穏も不穏でした

「Q&A」の進化版みたいな感じで話が進んでいきます

面白かったけど やっぱり読後感は良くないですよ・・・

あと金沢の描写 
正確ではあったけれど
そこで生活している者にとっては
じめじめした天気も 
今にも雨が降りそうなどんより雲が続くことも
そんなに嫌じゃないですよ
だってそんなことウダウダ言ってたら住めんやん
って感じでした

うざがりすぎです 登場人物

というわけで次は「アキハバラ@DEEP」読書中

最初 ついていけない!

って思ったけれど
さすが石田さん 
中盤から何故か何気ないシーンでじんわりきてます

この人にはあったかい血が流れてるなぁと毎回思いますね



転職活動しなくっちゃ〜っと
たぬです

現在 かなりの腰痛に悩まされております

ついでに言うと月 火と休みだったんですが
二日間外にも出ず寝っぱなしでした

よって私の体内時計が昼夜大逆転!

眠れません 現在深夜1時

「真夜中の五分前」Side−A-B 読了

本多作品は初

言葉運びが上手で読み易かったけれど
好きな話ではなかった
短かったので耐えられたが・・・
もう少し長かったら頭から煙がシューッと出たかもわかりまへん

自分だけちょっと人と違う系の話は苦手です

そんなことしてても眠れない深夜1時でした
たぬです

「四日間の奇蹟」読了

んー ま 良い話ではありました
が好きにはなれなかったですね

泣けなかった自分を「この冷血漢が!」と責めてみたり

意外 泣けると思ってたんですが・・・

信じこまされるほどには誰にも感情移入できなかったのが
敗因でしょうか 

「今 会いにゆきます」とか「黄泉がえり」とかあこらへんと似たような感じで
なぜこれが「このミステリーがすごい」になるのか不思議です

このファンタジーがすごい!なら分かるが・・・

映画化されたときの様子が目に浮かびます
誰がやるのか知りませんが 頑張ってください
主題歌はもう オレンジレンジの「今会いに〜」の主題歌と一緒でいいんじゃないでしょうか

バレない きっとバレない
ISBN:4104299030 単行本 梨木 香歩 新潮社 2004/01 ¥1,470

読了。

なんつーか 普段読まない系統ではありましたが
私はけっこう気に入りました

最近の世の中の傾向からいくと
「大人のための」マンガ日本昔話

のような感じ

世界観が最後までしっかりしていたので
河童が出ようが狸が化かそうが納得しましたけど

川上弘美さんの世界観と少し似ているかなと

読書呼吸法

2005年2月9日 読書
たぬです

舞城王太郎の「煙か土か食い物」という小説を読んだ

どうでもいいが

舞城王 太郎 さんだとずっと思っていたら
舞城 王太郎 さんだった

ちょっとしたことで随分イメージが変わる気がする

この作家さんに手を出したのは初めて

スピード感もあり なかなか楽しく読めたわけですが
なんかこう 息苦しい

なんでだろう・・・考えて気づく

この作品の文章
ワンセンテンスが異様に長い(ワンセンテンスの意味を本当には理解していないがニュアンスで!)

主人公の考えてることをそのまま書いたって感じなもんだから

私は今日風邪をひいたようだ、ひいたというよりうつされたんじゃないのか、いや待てほんとにそうなのかそれはただの気のせいじゃないのか絶対そうだそうだろう!風邪なんかひいてる場合じゃないんだそうだろ。でもこの寒気はなんだ、なんだかぼんやりしてるのは薬のせいじゃないよな、どうしちまったんだくそくそくそ!

てな感じ
(これは私の今の状態 ちょっと風邪気味)

どうですか?一気に読んでみてください

読んでるこっちは息継ぎができない なんか息苦しい

普段本読んでる時は呼吸なんて気にもしないから
初めて気づいた事実
というか発見

好きな作家さんの文章は気持ちよくなる呼吸ができるってことなのかなと思った

法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」が読みたくて仕方ないのだが
予約はあと40人ほど

夏には読めるだろうか

仕方ないので綸太郎シリーズの昔のを読み始めた

わかりやすい感じで何も考えなくてよいので
楽しいっすね

だから早く生首に聞いてみたいんだが

明日の記憶

2005年2月7日 読書
ISBN:4334924468 単行本 荻原 浩 光文社 2004/10/20 ¥1,575

ナナさんに勧められて以来荻原さんのファン

一番最近の作品 読みました

荻原作品に流れる切なさが最強になっている

久々に鼻水垂れ流してしまいました
涙とか とまらんかったー

自分だったり家族だったり友人だったり
とにかく感情移入

本屋大賞ノミネートは納得

これを読むまでこの病気についてはほぼ知らなかったし
誤解もしていたし
軽々しく口に出して冗談めかして言ってる場合じゃないと思った

決して楽しい話ではないけれど
いろんな人に読んでもらいたいって思える

“記憶が消えても、私が過ごしてきた日々は消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。”

やられました
ISBN:4163235108 単行本 角田 光代 文藝春秋 2004/11/09 ¥1,680

たぬです
直木賞か芥川賞を取った角田作品

角田作品は 正直苦手の部類に入っているので
ほとんど読んだことがありませんでした
ましてや長編なぞ!

しかし職場の人が貸してくれたし読まない手はありません

気づけば2日ほどで読み終えました

なんというか 
このジャンル(日常生活を描く系)については

「小説で読む必要はないんじゃないのか?」

というのが私にはありましてほとんど読まずにきております

他と比較のしようがないので面白かったのか面白くなかったのか図りかねる部分もありますが(まわりくどいな)

意外と面白かった というのが正直な感想です

「意外と」は「江国香織とか唯川恵を読むとじんましんが出そうになる私」が「意外にも予想以上に面白く読めた」
という意味の「意外と」であって
角田作品がいつも面白くないということではありません

ってなぜこんなに回りくどいかと言えば
やはり普段読まないジャンルの本の感想だからです たぶん

どうなることかと思いましたが
読後感が良かったので結果としては良しでした

全部共感できんけど分かる気はする

ってな感じでした

全部共感できるような人(特に小さいお子さんを持つお母さん)が読めばもっともっと面白いんでしょうが…

煮え切らない感想でした

角田さんの本はいつも装丁が綺麗でそれだけは毎回チェックしてしまいますな
ISBN:4022579684 単行本 東野 圭吾 朝日新聞社 2004/12 ¥1,785

たぬです

昨日の夜読み始めて気づけば読了

重かったけど わりと読みやすかった

重かったけど 面白かった

これを読んでて
真保さんの「繋がれた明日」を思い出してました
こちらは加害者くんのその後のお話
これも面白かった もちろん甘ちゃんな話ではありませんが

今回は被害者遺族メインの話だったが
似たようなやるせなさを感じたな

これは今の日本の現状だろうし
自分だって加害者か被害者にならん限り(加害者になる予定はないが)他人事として捉え続けるだろうし

頭痛い

誰が悪いって あいつらが悪いんだけど
仇討ち容認してたら紛争になるし…
考えれば考えるほど分かりませんが

でも 一応至極真っ当に生きている身としては
主人公には成し遂げてもらいたかったです

ってか世の中そんなに甘くないんだよ犯罪犯す十代!!
ってな気持ちでした

まぁ漢らしい…

1月17日の日記

2005年1月17日 読書
たぬです

久々に読書モード突入中

「魔王城殺人事件」歌野晶午

「硝子のハンマー」貴志祐介

読了

久々の密室トリックなどの謎解き系

思っていたほどじゃなかったが楽しかったので良しとする

さて「さまよう刃」だ

と思ったら母が先に読んでいるので手持ち無沙汰になった

どれ 伊坂本でも読み直すとするか〜
たぬです

先日9日に高校時代の親友が女の子を出産

出産祝いは何が良いだろうかと本人に確認
現金 もしくはベビー服だったら困らないかと思っていたんだが

「たぬのおすすめの絵本で」とのリクエスト

かさばるかと思いないと思っていたリクエスト

おすすめの絵本 少しは知っている

しかし 生まれたてのお子には不向きなものばかり

「バムとケロ」シリーズとか「ガラコ」シリーズとか
「ともだち」シリーズとか
「あらしのよるに」シリーズとか…
大島妙子さんの「ミドリちゃんとよっつのけいと」とかとか

大きくなればわかってもらえるだろうが
なにせ生まれたてである

困ったので 本職の児童本のプロに相談
たくさん紹介してもらったうち

「わたしのワンピース」
「ももんちゃんどすこーい」をチョイス

ももんちゃんシリーズは本屋で全部立ち読み

ほのぼのした〜

「ごくらくももんちゃん」も捨てがたかったぜ!

あとスタンダードな松谷みよ子さんの本とか
「しろくまちゃんのほっとけーき」とか

ま 色々欲しいのはありました

絵本も奥が深い!

熱中していたら数時間経過 んー楽しかった

明日 いよいよお子と初対面 楽しみである

そのとき名前が分かる〜

*********
「噂」進まない
「さまよう刃」 予約してたら 今来てしまった
「魔王城殺人事件」歌野晶午  今来てしまったぁ

なぜ今だ 時間がない

でも「富豪刑事」を見ている
とりあえず殺人→謎解き 要チェック

土曜からの「ごくせん!」も要チェック

あぁ 時間がない  それはないとは言わないな

誘拐ラプソディー

2004年12月20日 読書
ISBN:4575234249 単行本 荻原 浩 双葉社 2001/10 ¥2,100

ナナさんの紹介で読みました

まずは借りたんだけれど 
文庫本になっているということで

買います!

めっちゃくちゃ面白かった!

ナナさん ありがとうございます!

笑いながら読み進んだのは久しぶり

伊坂さんのようなコミカルさと
読後感のじんわり感は最高でした!

一読の価値あり!!

荻原氏に興味を持ち
引き続き「ハードボイルドエッグ」読書中

ふふふ
ISBN:4796640312 単行本 宝島編集部 宝島社 2004/04/03 ¥980

たぬです

やばいです 絶対皆さんに読んでいただきたい!!

例文

誤植界のバイブル「説日語」より(って書いてある)

はじあまして。

どぅぞよろしく。

Doぞよろしく!!

こんぱんは

ね 元気ぞすか。 まあまあごす。

何かご用だすか

どうもありがとうごぎぃました。

たろたろ失礼しまず。
ISBN:4198618461 単行本 恩田 陸 徳間書店 2004/04/21 ¥1,890

たぬです

いやよいやよも好きのうち?
な恩田作品と私の関係

これまた 感じの悪い内容
もちろん読みやすいし面白いからこそ読み進めるわけですが

散々引っ張ったあげく
あっと言う間に終わったという印象

だいたい なんだよぅ その隕石って…
やっぱり
夜のピクニック的な作品希望(しつこい)
たぬです

活字離れを起こしていたのだが
返却日が迫っているということで

「夏の名残の薔薇」恩田陸

「約束」石田衣良

読了

夏の名残〜でもってして
また恩田陸とはつきあえないなぁという心境
「夜のピクニック」的な不穏じゃないやつを希望
無理か 得意分野は人を不安にさせること なんだろうか
違うか

約束
これは素晴らしかったですね
この人は泣かせ上手 
泣きたいときは頼りになる
沈みたくない時はならない

しかし
この手のやつなら「4TEEN」の方が傑作かなとは思います・・・

どうやら先日 石田氏がNHKの番組に出ていたそうで
わかりやすい感じで 予約件数が増えてました
テレビって怖いっすね
ISBN:4591081451 単行本 田内 志文 ポプラ社 2004/06/22 ¥1,000

たぬです

我が職場の一番上の人は
自慢が大好きで

売れている本はまっさきに購入し人に
「これ読んでないの!?」と言う人で
個人的に嫌いなタイプなのだが

なぜかこの本の話になり
貸してくれると言ったので借りてみた

いつぞや流行った チーズがどーのこーのの話と似ている

つまりは教訓が多過ぎて結局一個も頭に入らない
んである

簡単に言うと
幸運は自分が積み上げた努力で来るもんであって
待ってたらこないよ 的な話である

そんなこと皆さん言われなくとも知っているでしょう!?

それができなかったりやらなかったりするから
何もないんでしょう〜
だいたい幸運ってなんだよぉ

徳島県警で賞金200万がかかった
殺人犯を見つける事か?
(ちなみに今私の最大の関心事はこれ さらにちなみに賞金2000万だと思いこんでいて ついさっき桁がひとつ少ないと知り落胆していた)

読んでみてもいいけど
買うほどじゃないってことだけは言っておきます
これでベストセラーになって金持ちになれるなら
私もなんか書けるぞ〜
ISBN:4062121670 単行本 新野 剛志 講談社 2004/04 ¥1,890

高野和明さんがなかなか本を出さないので
こちらに短編が入っていると知り借りた

高野さんのだけ読んだのだが
やっぱりこわおもしろい!

この人はすごいと思った

ひひひ…   こ こわっ!!
ISBN:4062125358 単行本 神山 裕右 講談社 2004/08/07 ¥1,680

はい 今年の江戸川乱歩賞受賞作品
常連客の間で早くから予約がついていたので
便乗

暗黒館の殺人を読んだ後だったので
短く感じたな

今まで洞窟モノは読んだことがなかったので
まずその緊迫感とやらが凄かった

NHKの特集なんかで
海から洞窟に潜って…っていう特集を見た事があったんだが
常に危険を伴う潜水だって散々言ってたので
(エアーがなくなったら上は岩なので死あるのみ)
そういうのも相まって 凄くドキドキして読んでいた

しかも読み進んでいくうちに
ただの洞窟話じゃないことに気づき
さらに盛り上がる私

要は私好みな内容だったということです

非常に楽しませてもらいました

ここんところハズレなしで嬉しいなぁ

そして
石田氏の「約束」突入してます
表題の「約束」という一本目の短編で号泣したんですけど…
期待大!
ISBN:4061823884 新書 綾辻 行人 講談社 2004/09/10 ¥1,575

たぬです

久々の館シリーズ!
分厚すぎ!!やりすぎ!
館の見取り図と人間関係の図を見て
やめようかと何度も思ったけれど
これを逃したらしばらくは回ってきそうもなかったので
2週間以内に一生懸命読み

ようやく上下読破!!

上巻の中盤までは
読めども読めども先が見えないので
眠れない夜などに読むと睡眠導入効果は抜群であった

これが上巻後半から下巻へと
わりにスピーディーに話が展開し
小野不由美の「屍鬼かい!」みたいな内容を伴いつつ
いやしかし

最終的には衝撃的な結末を迎え
(一応)館シリーズを読んできた私にとっては
なるほど!!そうかぁ!そうなんだぁ!だから…(言ったらおしまいなので言えませんが)
などと独りごちるほど
納得のいく終わり方でありました

これがハードカバーだときっと模倣犯ぐらいの上下セットなのでは?

衝撃の結末と
よくこんな分厚くて文字が小さくて二段抜きの本が読めたもんだと

ちょっと自信も湧きます

館シリーズを読んでいなくても楽しめるとは思いますが
一巻目の「十角館の殺人」だけでも読んでおけば
いろいろ違ってくるかも!

1 2 3 4

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索