ISBN:4103971053 単行本 恩田 陸 新潮社 2004/07/31 ¥1,680

読んでいると頭が痛くなったり
薄ら寒い気持ちになったりと
読んでいるわりに 
読後感は私にとって良いものではないのが多い
恩田作品ではありましたが

これは 恩田陸のことがはじめて好きだと思えた一冊になりました

面白いです!!
誰も死なないし!誰も殺さないし!(けっこう重要)

印象に残ったのは
「タイミング」についての記述でした

おまえにとっては雑音でも その雑音は今しか聞こえないんだよ
あとになって聞こうと思ってももう聞こえないんだ
今 それを聞いておかないと絶対後悔するぞ

っていうような内容の(アバウトですが)文章があって
読んでもらえれば意味は分かるんですが
すごく納得してました

私は 十代の時にもっと本を読んでおくべきやったなぁと思います
江国香織を読んで 本嫌いになって読まなくなったんだよなぁ
(ま 好みの問題で 若かったんですよ 今も読まんけど)

音楽に関しては 今取り戻そうと必死だけれど
やっぱり もっともっと若い時に聴いておけばよかったな
って曲は多々ありますね

特に今は 感情の起伏がないので
あまり揺さぶられなくなってしまった
寂しい限り

まぁいいけど

珍しくそんなことも思いました
一読の価値アリな一冊です

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